冬になるとブルーになる?〜カラーセラピーの定義より 2018.11.02 カラーセラピスト養成講座 「カラーセラピーって何?」と聞かれると、おそらく答えはカラーセラピストによって千差万別です。 (似た答えは返ってくるかもしれないけれど) けれど「カラーセラピーの定義は?」は、ちゃんと存在しています。 『カラーセラピーとは、色彩の効果を積極的に利用して心と体の健康に役立てること』 色彩の効果? 心と体の健康に役立てる? 色を?? そもそも色彩の効果って何なのか? 色彩には、生理的効果と心理的効果があるといわれています。 色の正体は光です。 目から入った光の量と質が、それぞれ脳の中のホルモンを司る部位に働きかけます。 生理的効果の例をひとつあげるなら『体内時計』。 人間は光の量によって、昼夜を感じ、身体のバランスを整えています。 だからそれが狂うとおかしくなる。 時差ボケがわかりやすい例ですね。 人間は自然の一部なので、太陽と共に生活しています。 だから日照時間が短くなる北の地域では、「Winter Blue」という冬場の鬱症状が見られるのです。 私も日本の最北端・稚内に住んでいたことがあるのでわかるのですが、昼が本当に短い! 午後1時を過ぎると「あれ?太陽が傾き始めた?もう夕方??」なんて感じるのです。 3時になればもう、夕飯のことを考える。 人によって多少の差異はあると思いますが、概ね私はこんな感じでした。 しかも外は雪。 風の強い地域なので、一日中吹雪なんていうことも珍しくありません。 青空の見えない日は、世界が本当にモノトーンになるのです。 白・黒・灰色のみの世界。 「引きこもりってこうやってなっていくんだな…」と、当時の私はかなり暗く過ごしていました^^; だからこそ、現代のボトル式カラーセラピーがイギリスやカナダから生まれたのがよくわかります。 色のない世界だから。 彩りを求めるのは、人間にとって(人間心理からみて)、とても自然なことです。 明るくて華やかな色彩があふれている南国とは違う。 裸になってバナナを食べていれば生きていける地域で、最初のカラーセラピーが誕生するとは考えにくいもの。 インテリアも同じ。 閉ざされた冬をいかに快適に過ごすか。 そう考え、工夫したのが、北欧の国々の人たちです。 だから優れた照明も家具も、北欧発祥のものが多いのです。 自分たちの置かれた環境に合わせて、いかに生きるか。 それぞれの時代で先人たちが必死に考え、工夫した恩恵を今、私たちは受けています。 色彩の効果はまだまだありますが、心が沈むと何となく体調も悪くなるのは、みなさんもイメージできるのではないかな〜? だから『心と体の健康に役立てる』のです。 つづき>> カラーセラピスト養成講座カラーセラピーとは, ウィンターブルー, 冬は 色で人生が変わった私 「心と身体の健康」に『色』が関係?!〜カラーセラピーの定義よ...