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ラブ・マインド④ ふたりで一人前

中国には【陰陽五行説】という思想があります。
この【陰陽】というのは、西洋の二元論と基本的には同じ考え方です。

世の中には陰と陽、光と闇が対になって存在しており、
それはどちらが優れているということではなく
片方が生まれることによって、対極が生まれるということ。

世の中のものはすべてが相対で存在しているので
陰陽だけでなく、上下・左右・表裏・内外・昼夜…と、すべてが「対存在」しているということ。
【男女】もそうです。

また、陰陽合わさった太極図を見てみると、おもしろいことがわかります。
陰の中には陽があり、陽の中には陰がある。
これは、どこまでいってもそうなのです。

さて、
夫婦はふたりでようやく一人前だといいます。

確かに週5日フルタイムで働いて、家のこともすべてきちんとしようとすると1人ではなかなか大変。
1人ですべてをまかなおうとしても、物理的に難しいし、精神的にも追い込まれてしまいます。

人類は400万年前から「家族」という形態ができていたといいます。
その頃から、オスは餌を採りに行き、メスは子を生み育てていたそうです。

その流れもあって、一昔前までは、
男性が外(社会)で仕事をし、女性が内(家庭)で家事をするのが多くの家庭のスタイルでした。
男尊女卑とか、男女不平等という考え方は、ここではちょっと置いておきます。

要は、それでようやく、仕事と家庭を両方ともまわすことができていたということです。
【夫婦はふたりでようやく一人前】というスタイルのひとつです。

 
ところが今は、男性も女性も各々がそれぞれ、
社会に関わりたい気持ちと家のことをやりたい気持ちを持っています。

外と内という、役割を完全にわけるという考え方には収まらず
【仕事と家庭の両立】【ワーク・ライフ・バランス】という言葉が浸透してきています。
さらに私たちの頭の中には、【男女平等】という言葉があります。

では、「仕事のことも家庭のことも、すべてを夫婦できっちり半分こ」にしたら、うまくいくのでしょうか。

「男女は平等である」というのは、あくまで“人としての価値”の話です。

男性と女性は、基本的に体の作りが違います。
生物としての役割も異なります。
根本的に性差があるので、力の発揮できるところも違えば、体力も違います。

また男性脳と女性脳という言葉があるくらい、
脳の捉え方、感じ方も異なります。
だから当然、気がつくところも気になるところも違うのです。

そんな異性同士が、すべてを“物理的に”半々にしようとするとどうなるか。

もともと違う生き物な上に、夫婦は育ってきたバックグラウンドも価値観もまったく違います。
【半分の基準】すら異なります。

そして、女性は女性の価値観・常識で男性に要求します。
もちろん男性も、男性の視点・考え方で女性に要求します。

するとそこに、新たな不平等感が生まれます。

「夫婦半々」は、一見きれいな言葉です。
けれどすべての事象において、完全に半分こすることが最適とは言えません。

「平等=すべてのことを半分ずつこなすこと」ではないのです。

男女は対存在しています。
そして夫婦は、そのふたりが揃ってようやく一人前のスタイル、です。

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