Color Column

色の専門スクール&サロン 彩音 伊藤裕子【神奈川県川崎市】

12.声に出して叫んだら引越しが決まった【ひろ’s Colorful Life12】

異文化に触れて、自分を見つける

カラーやコーチングや病気を通して、私は常に自分と向き合ってきました。
自分と向き合うって、慣れれば快感だし探究すればするほど、深くて楽しい。

病気中は「楽しくて、やりたい、できることだけを」がコンセプトだったけれど、本当は「病気のときに限らずそう生きる」のがオススメです。

心からありがたいと思うのは、長い闘病生活と私の体に関して主人からひとことも文句を言われたことがないということ。
嫌味ひとつ、言われたことがない。
すごい人が私と結婚してくれました。

言葉が好きで多言語ライフにハマっていた私は、闘病生活後半は体の様子を見ながらホームステイやホームビジットの受け入れもしていました。
アフリカ大陸・中央アジア・中南米・ミクロネシア・アジアなど、いろいろな国からゲストがやってきます。

日本語が話せない人はザラで、英語も話せない人も多数。
そんな人たちとのコミュニケーションが楽しくて楽しくて。

言葉の壁を感じずに、言葉が通じない人と過ごす。
これって人間が本来もっている、すごい力でしょう?

「すべては人と人だな〜」と、心から思わせてくれるのです。

フランス語を勘で話してたら「通訳に来い」と言われたり
相手の希望に応えていたら「あなたは素敵な人だから、私の大切な世界を教えてあげたい」とキリスト教に勧誘されたり。

アフリカ諸国の人たちはよく喋る。
男女問わず、全然止まらない。(でも女性の方がよりすごい)
中央アジア諸国の人は、英語が話せないとおとなしめ。

異文化に触れると、自分の価値観がよくわかります。
外側から自分を見るチャンスだから。

 私ってこうだな〜
 日本てこうだな〜

そんなことを考えなくても暮らしてはいけるけど。
私はそこを見て、探究して、何かを発見していくのが大好き。

声に出して叫んだら引越しが決まった

お仕事をお休みして3年ちょっとが経ち、復帰することになりました。
2013年、秋のことです。

復帰といっても、体の様子を見ながらだったので「私はこんなですが、それでも会いたいと思ってくださる方だけどうぞ」というスタンス。

するとなんと、倒れる前よりも予約が増えるという事態に!
何もがんばっていないのに。

クリアになって、目に見えない大きな力がサポートしてくれた感じがしました。

しかし!
復帰後3ヶ月ちょっとで、またも私は体調を崩し、いろいろなことがうまくいかなくなってしまったのです。

もうそれまでに私はありとあらゆることをしていました。
心のケアも
体のケアも
食事療法も
断食も
治療も…

全部やって、もう手が尽きていたのです。

体の回復と同時に、以前の思考のクセが戻ってきてしまったのか、余計なことを考え始めるようになります。

そんな時、「自然とつながる」気功や瞑想と出会い、痛みから解放されました。
それは古代の叡智でした。

そして
「もう東京に帰りたい!」
声に出して叫んだら、主人が東京の会社からヘッドハントされ、転職することになったのです…!

結婚記念日フォト2014年ver. 流行に関係なく、壁ドンは昔から憧れでした(笑)

最高の人間関係と、最大難関の季節感

私の北海道生活は11年。

人間関係は最高でした。
出会って仲良くしてくれたすべての方に、心から感謝しています。

大人になる中で私の中に溜まっていたいろいろなものをデトックスし、本当の自分を取り戻せたのは北海道のおかげ。

ただ私にとって、唯一最大の問題が『季節感』でした。
日本の繊細な四季が、北海道には存在しません。

3月と4月と5月の春の違いがない。
初秋・中秋・晩秋の違いがない。
冬に向かう寒さはじめの12月と、春の訪れを感じつつ本格的な冬を待つ1月と、極寒の2月、という冬の違いがない。
梅雨と、夏の始まりと、晩夏の違いがない。
光と風と匂いで感じる季節感がない。

身体中で自然を 四季を感じる私にとって、自分の源にある季節の感覚が合わないのは、思いのほかシンドかったのです。

私にとって、北海道の季節は四季ではなく「花の季節」と「雪の季節」の二季でした。
半年間の冬と、3ヶ月間の夏。
それをつなぐ、1ヶ月半ずつの、駆け足の春秋。

「春になったな〜」と感じた直後に、春分じゃなくて夏至がくる。
日が短くなっていく。

稚内はもっと顕著で、夏は朝3時台から夜8時すぎまで明るいけれど、冬は午後1時すぎたら夕日になる。
とても不思議な感覚でした。

いいとかダメとかいうことではなく、ただ、私の身体に染み込んでいる季節感とのズレが、自分ではコントロールできないくらい私にはキビシイものだったのです。

札幌で年に1番ときめく日。YOSAKOI ソーラン祭り。
大好きで、最後は審査員までやりました

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