夫婦の秘訣【青の章】小さなエピソードの報連相 2018.11.23 夫婦のトリセツ ツーカーという言葉があるように、長く一緒にいると何となく相手のことがわかるもの。 それは、本当であり、まやかしでもあるだろうと思います。 近くにいるから言わなくてもわかるだろうという勘違いが、夫婦のすれ違いを生む。 あるご婦人が言っていました。 「何十年も私と一緒にいるんだから、私の言いたいことくらいわかるでしょ!」 じゃああなたはご主人の言いたいことがわかるんですか? 「そんなの、わからないわよ!」 わーお。 『青』は言葉のコミュニケーション、伝えることを司っています。 グリーンが教えてくれた「愛」は、伝えなければ伝わらない。 そういう教えです。 きちんと言葉にして伝えましょう。 それも相手への愛であり、思いやり。 ツーと言ったらカーで伝われば、それは素敵かもしれません。 けれど一人一人が「個」である以上、それぞれ別の人間なのです。 「わかってくれてるはず」「言わなくてもわかってよ」は、単なるわがままであり、自分勝手な欲求です。 【親しき仲にも礼儀あり】は、他所様(仲のいい友人や同僚)だけに使う言葉ではありません。 家族にこそ、使いたい言葉です。 「わかっているでしょ」「わかってよ」という感覚で、最も身近で最も大切な人を相手に一番失礼なことをしてしまう。 これを心理学用語で【母子一体感】といいます。 はじめましての相手とか、ちょっと気を遣う相手とか 「そういう人と話した方が、言いたいことがスムーズに伝わった」なんていう経験はありませんか? 適度な距離感の相手には、無意識に最適な気遣いができたりする。 この感覚を夫婦や親子の間でも使っていけばいいのです。 これを【母子一体感】に対して【離別感】といいます。 ちゃんと伝えること。 ・今、何を感じているのか ・今日何があったのか ・何をしようとしているのか ・何を聞いてほしいのか ほんの小さなエピソードと、当たり前のごあいさつ。 それがある夫婦とない夫婦の、仲の良さの差は歴然です。 言いたいことを言い合えるのは、とても大切。 けれど「言いたいことを言い合う」のは、「好き勝手に相手を口撃する」「罵り合う」「欲求だけを押し付け合う」とイコールではありません。 「夫婦ゲンカしなきゃ本音が言えない」 「夫婦ゲンカしてこそ仲のいい夫婦」 なんて、夫婦ゲンカする人の言い訳です。 本当に仲のいい夫婦は、相手のことをちゃんと考えてる。 本音を伝えてるときに、しっかり相手を気遣って向き合える。 だからケンカになんてなりません。 そんな夫婦関係を築くには、自分の人間関係やコミュニケーション方法をしっかり見直す必要がありますよね。 主語を変えるだけでも、相手への伝わり方はグッと変わるのです。 コミュニケーション講座はこちら >> 夫婦のトリセツ夫婦, 色の意味, 青, 夫婦円満の秘訣, 夫婦喧嘩, ブルー 夫婦の秘訣【緑の章】夫婦の単位と方程式 夫婦の秘訣【藍の章】アイは愛、深いアイ