夫と妻のワーク・ライフ・バランス 2018.09.18 夫婦のトリセツ 西洋思想に【二元論】という考え方があります。 男⇔女 左⇔右 上⇔下 明⇔暗 裏⇔表 内⇔外… 世の中にあるものは、どんなものでも必ず対になっています。 そしてそれは、切っても切り離せないもの。 どちらが優れていてどちらが劣っているというものではなく、「片方があれば必ずもう片方も存在しているよ」というものです。 中国だとこれを【陰陽説】で表すことを見れば、洋の東西関係なく、人間が気づいた自然の法則であることが伺えますよね。 すべてのものは対になっているというわけです。 カラーでいえば《補色》がまさにそれ。 クライアントさんが補色を選んでいるのかいないのか、 どういう位置で補色を選んでいるのか、 そういったことから、その方の心や体の状態・環境・思考や言動などを見ていきます。 「対になっている」という考え方は、わかるようでわかりにくい… というか、わかっているつもりでも、すぐに抜けてしまうことかもしれません。 この世は男と女がいて、その間にしか新たな命は誕生しません。 夫婦は外(社会・会社・仕事)でがんばる存在と、内(家庭)を支える存在がいるから成り立ちます。 すべてを2人で均等に二分するのは無理があるし、とても不自然。 だって体のつくりがちがう。 本来の役割が違う。 もともと遺伝子にインプットされている性質が違うんだもの。 【内と外】という考え方からわかるように、【家庭と社会(仕事)】は対になっています。 ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭のバランス)を取ろうとする動きが、ここ数年でかなり活発になってきました。 けれどそれは本来、1人で取ろうとするものではないと思うのです。 結婚して、夫婦は『対』として存在しているから。 それぞれが「個」として自分のバランスをとろうとするのではなく、それぞれがお互いにお互いのことを大切にすること。 たとえば、仕事をきちんとして家族を守りたいご主人なら、家庭を大切に。 笑顔いっぱいの家庭を築きたい奥さんなら、ご主人の仕事に感謝して。 ものすごーく当たり前のことです。 当たり前すぎて、今の時代、スポッと抜けてしまっていることだったりします。 自分が心地よければいいわけではなく。 夫婦がお互いを思いやって、どうすると相手が心地いいのかを考える。 相手が元気で笑顔でいてくれるから、幸せは循環するわけです。 夫婦にはそれぞれ役割があって、ご主人しかできないこと、奥様しかできないことがあります。 2人は決して、競い合う相手でもいがみ合う相手でもありません。 自分が1人でがんばっているというのは錯覚です。 必ず、相手と自分との間で作用しているものがある。 だから毎日、 「おはようございます」 「いってらっしゃい(いってきます)」 「おかえりなさい(ただいま)」 「おやすみなさい」を。 「ありがとう」 「ごめんなさい」を忘れないでね。 夫婦のトリセツ夫婦, カラーセラピー, 人間関係, 夫婦円満の秘訣, 夫婦喧嘩 ピンクの愛を深める〜カラーセラピスト勉強会より 結婚というスタイル