ラブ・マインド⑥ 愛情バロメーター 2021.11.16 愛と心理学 19世紀、心理学の父と言われているドイツの心理学者ヴントは、人間の感情について研究していました。 人はどんな時に【快】を感じ、どんな時に【不快】と感じるのか。 たとえば料理をしているとき。 塩が足りなければ、味はピンボケでおいしくありません。 逆に塩を入れすぎても、しょっぱすぎて食べられません。 たとえば音楽を聞くとき。 音が小さいと、聞こえないので楽しめません。 けれど音が大きすぎても、うるさくて不快に感じます。 人は、物事がありすぎてもなさすぎても『不快』に感じる。 『ちょうどいいが、ちょうどいい』のです。 たとえば愛をテーマに見たとき。 心地いいのは、愛し上手で受け取り上手な状態です。 相手のことを思いやって行動したり、伝えたり。 そして相手の気持ちを感謝して受け取れる。 けれどこれが行き過ぎの状態になれば、一方的な気持ちの押し付けになってしまいます。 相手からみたら、余計なお世話かもしれません。 反対に欠乏状態になれば、相手への思いやりや心遣いがゼロになってしまいます。 相手から見たら、ただ欲しがるだけの人かもしれません。 「ちょうどいい」をはずすと、どんなこともバランスを崩してしまうということです。 愛と心理学