3.「強く思えば叶う」の真理をつかんだ!【ひろ’s Colorful Life3】 2018.06.20 伊藤裕子について 強く思えば叶う! 5年生の終わり頃、私は中学受験を考えるようになりました。 地元の中学が荒れていてあまり通いたくなかったのと、いとこが通っていた私立中学が楽しそうだったから。 そこで私は、親に受験したい旨を伝えました。 受験となると、いくら学校の成績がよくても塾に通わなければなりません。 しかも行きたかったのは、当時、共学で偏差値トップ争いをしていた中学校。 早速、近くの塾の冬期講習に申し込んだのですが、聞いたこともない話だらけで全然わからない! しかも解答できないと、お尻をたたかれる! 怖くて怖くて、震えながら塾に通った冬の日。 勉強どころではありませんでした。 そこでまた、母が本領発揮。 普通の塾が私には合わないとわかった母は、世にも珍しい、コンピュータを使って自分ひとりで勉強する学習塾を見つけてきてくれたのです! まだ昭和なのに! 模試の成績はギリギリまで「努力圏」。 けれど私は、その中学に受かることしか考えていませんでした。 だってその中学に通うために中学受験を決めたから。 そして合格発表の日。 たくさんの親御さんの背で見えない掲示板の前で「ひろこ〜〜〜っ!!」と涙ながらに叫んだ母。 「ダメだったのかな…」と思った瞬間、「あった〜〜〜っ!!」と母に抱きしめられたのでした。 強く思えば、願いは叶う! 若干12歳にして、その感覚を自分のものにしたのでした。 しかし地獄の中学高校 期待を胸に入学した中学校。 けれど、なんと私には合わなかったのです! 医者とか、大学教授とか、中小企業の社長さんとか、そういった職業の親をもつ子が多くて、何よりもまず、金銭感覚がぜんぜん違う! 「やっべぇ。今日おれ、財布に5,000円しか入ってねぇ!」 中学3年生のとき同級生が放ったこの一言は、月のお小遣いが3,000円だった私にはかなり衝撃的でした。 また厳しいわんぱく幼稚園で「自分のことは自分でやれ」と育てられた私には、親の力を我が力のように話す同級生がまったく理解できなかったり、女子特有の「お友達を独占したい感情」に端を発したいじめが勃発したり、成績に嫉妬されたり。 中学高校は本当に暗黒時代。 私より下の成績なら嫌味や言い訳を言われ、私よりいい成績なら「ちょっと、もっとがんばってよ」と言われ、私の好きなものには「そんなの好きなんておかしい」と言われる。 今なら「嫉妬されるのはすごいことよ」と言えますが、10代半ばじゃそこまで強くなれません。 そして追い討ちをかけたのが、友人関係。 学生時代の友達は一生モノだと聞いて憧れていた私。 でも何だか違っていて。 もう、精神的にヘトヘトでした。 悩みに悩んだ高校時代。 その後10数年、『友人関係』は私のトラウマになってしまうのです…! そしてそれを解除してくれたのが、結婚後北海道にわたって出会ったカラーであり、コーチングを通しての気づきだったのでした。 暗黒時代の癒しのひととき 暗黒時代の6年間、とはいえもちろん楽しいこともありました。 まず私、勉強すると落ち着くのです。 中学の主要5教科は、数学は代数と幾何に、理科は生物と地学と物理と化学に、社会は地理と歴史と公民に、国語も英語もふたつにわかれていました。 それが私には楽しくて。 小学校から高校までの授業は、イスに座っているだけで新たな知識を授けてもらえます。 口を開けて餌をまってるヒナのように、新しいことをどんどん教えてもらえる。 そんな感覚でした。 また私は、「何もすることがない」のに怖さを感じる子で、逆に「自分がやるべきことをする」と安心します。 臆病だったのかもしれません。 心の底では不良に憧れ、けれど真面目すぎてどうやってなったらいいのかわからず。 それからもうひとつの癒しタイムがマンガ! 数百冊か数千冊か、とにかく読み漁り、アニメを見まくり、超オタクな私誕生。 この時のマンガ&アニメの知識は、今もとても役に立っています。 大切なことはすべてマンガから学んだと言っても過言ではありません。 大人になってカラーセラピーを学ぶ時にも、この知識はおおいに役立ち、そして今も、私の根底を支える大切な感覚になったのです。 ちなみに暗黒時代は、写真もかわいくないのが多く、これならマトモかな…と選んだのがこちら。 父が釣り名人で『家族旅行=川』だったので、川の写真です。 自然大好き♡ 伊藤裕子について