やさしい食事と五行説 2018.06.14 カラーセラピーと色彩心理 おいしいものを食べても、喜んでいるのは舌と脳だけで、体は実は嫌がっている。 それは腹八分目を超えて苦しくなってしまったり、理想体重をオーバーしていたりすると気づかされます。 けれど私たちは、体からのメッセージをついつい無視してしまいがち。 そこで、色でバランスをはかる方法をご紹介します。 食材の色はジャンルごとに大別されています。 果 物:赤や黄 葉野菜:緑 根野菜:白、ベージュ 穀 類:白、ベージュ 肉、魚:赤系、白系 海藻類:黒系 これらを栄養面から分類すると、それぞれ豊富に含まれている栄養素がわかります。 緑黄色野菜:ビタミン、カロチン 果物:ビタミン、カロチン 根野菜:炭水化物 穀類:炭水化物 赤系の魚肉類:高カロリーの動物性蛋白質 白系の魚肉類:低カロリーの動物性蛋白質 海藻類:カルシウムなどのミネラル これは、中国の陰陽五行説につながっています。 「世の中は5つのモノでできている」 5つの要素とは『木・火・土・金・水』。 それぞれ色が対応しています。 『木(青)・火(赤)・土(黄)・金(白)・水(黒)』 木はよく燃え、火は灰(土)を生み出し、土から鉱物(金属)が採れ、金が冷えると水(水滴)が生じ、水は木を育みます。 この関係を『相生』といいます。 また木は土の栄養を奪い、土は水の流れをせき止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金(斧)は木を断ち切ります。 この関係を『相克』といいます。 白いご飯にひじきを乗せて。 レタスとブロッコリーの脇に、焼き鮭と卵焼き。 五色をそろえると、見た目がいいばかりでなく栄養バランスも良い食事になる。 自然界には、すべての色が存在しています。 カラーバランスが崩れるとは、不自然であるということ。 古代の人たちは、色によって季節を感じていました。 色によって食べられるかどうかを判断していました。 すべては、カラーバランス。 色の法則は、私たちの心と体の健康に、大きな影響を及ぼしているのです。 かつて緑と青は区別されず、同じ色と認識されていました。 中国語の漢字「緑」は、なんと日本語では「青」という意味! 緑色の信号機は「青信号」 緑が「青々と」茂っている 「緑」という手話も、もとは「青」と同じでした。 そういう背景を知るのも、楽しいものですね。 カラーセラピーと色彩心理