色だけで伝える自社の価値〜コーポレートカラー① 2018.10.12経営者向け 私たちは知らないうちに、身の回りにある色の影響を受けています。 けれど「色がある世界」が当たり前すぎて、意識したことがないという方は多い。 意識していないだけで、無意識の判断材料になっているんですけどね。 たとえば、『コーポレートカラー』というものがあります。 「その色を見れば、すぐにその企業が思い浮かぶ」 その企業を象徴する色です。 わかりやすい例をあげれば、これかな? 多くの女子が、おそらく持っているだけでテンションがあがる、 持っている人を見るだけでちょっと羨ましくなる色の紙バッグ。 たとえブランド好きじゃなくても、 普段から欲しいと思っていなくても、 見ると「あ…!」って思う色が、これです。 ティファニー・ブルー もう、ブランドの名前がそのまま色名となってしまうくらい定着しています。 たった1色しか使っていないのに、 紙バッグの中央に小さくTIFFANY&Co.と書いてあるだけなのに存在する、絶対的なブランド力。 きっと今後もコーポレートカラーを変えることはないでしょうね。 だって色そのものが、そこにあるだけで価値を感じさせるから。 このバッグを持っている人を街で見かけたら、「近くにティファニーがあるのかな?」と無意識に思う。 CMを見て知らず知らずのうちに、インプットされていくのと似ています。 企業の色彩戦略、成功例のひとつです。 色を見るだけで自社を思い出してもらえるなんて、すごいでしょう? ちなみに… かく言う私は、ティファニーのジュエリーはひとつも持ってません。 「ものすごく欲しい!」という欲求もありません。 なぜこのバッグを持っているのかといえば、結婚式の引き出物がこちらのペアグラスだったからです。 けれど、このバッグは捨てられず。 実はこれ、15年も前のもの(笑) この日の帰り道、友人が言いました。 「男の人も、この色の紙袋を持っているだけで嬉しくなるものかな?」 男の人や、本当にまったく興味がなくてティファニーの存在を知らない女性だったら何とも思わないかもしれないけれど。 彼女だって、特別ブランド好きというわけではありませんでした。 けれど出てきたこのセリフ。 少なくとも私は、彼女の気持ちがとてもよくわかるなぁと思ったのでした。 経営者向け色彩心理, 色彩戦略, コーポレートカラー, 経営者, 企業イメージ 自分も知らない、自分のパターン 【男性向け】セルフプロデュース論