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幸せのカケラ

英語は、話せるのがすごいんじゃないんだなぁ【ひろ’s Colorful Life6】

自分の世界が狭すぎる!

美大を卒業した私は、空間デザインの会社で設計職に就きました。

片道1時間半通勤 プラス 毎日終電。
なかなかハードな生活です。

けれどそこで教わったCADのおかげで私はパソコンが好きになり、現在はホームページまで自分で作れるようになっています。
(しかもこのサイトにリニューアルするまではタグ打ちをしていました!)
陰陽は表裏一体ですね。

就職活動もパソコンでのエントリーシートが一般化される1〜2年前。
まだまだ会社の資料を取り寄せるために「ハガキ100枚手書きする」時代でした。

そして私が就職した1998年は、就職超氷河期。

上の学年よりも下の学年よりも、お給料が安かったんです。
キャリアコンサルタントさんに「98世代?!それは大変だったでしょ…」と同情されるほど^^;
そう言われると、むしろ笑ってしまいます。

さて、そんな「毎日終電生活」を送っていた私。
あるとき、自分の世界に限界を感じました。

 毎日パソコンの画面しか見ていないのに何かを生み出すなんて、無理じゃない?
 自分の世界が狭すぎる!!

そんな環境でクリエイティブな仕事なんてできない。
このままやっていても、素敵なデザイナーになれるとは思えない。

そう思った私は会社をやめ、自分の世界を広げようと、苦手な…だけど気になっていたことに挑戦することにしたのです。

主人の大学入学の日。
我家は家の中でニワトリを飼っていました。
夜店のひよこがこんなに大きく!

話せないけど、海外へ

苦手な…だけど気になっていたこと。
会社を辞めて、まず私が挑戦したこと。

海外ひとり旅です。

その頃の私は大の英語ギライ。
「英語に力を入れている学校だから」と楽しみに入った中高6年間で、私はすっかり英語嫌いになってしまっていたのです。

文法とか、単語の暗記とか、全然おもしろくない!
おまけに学校には帰国子女が大勢いて、彼らと同じ土俵で評価されることに不平等感とバカバカしさを感じてしまっていたから。

なのに「こんなんじゃダメだー!!」と、自分の世界が狭いと思った私は、イギリス&イタリアへ一人旅に出ることにしたのです。

旅はまず、ロンドンに2週間。
ホームステイしながら、午前中だけ語学学校。
 ↓
シュールズベリーに1週間。
こちらはファームステイ。
 ↓
ミラノとフィレンツェ合わせて10日間。

英語は苦手で全然話せない。
けれどなんとか意思疎通して…
25歳の大冒険でした。

10年近く経った後、イギリス時代の友人に言われたのが「ひろこはとにかく繊細で、いつもトイレの場所を気にしてたよね」
覚えていなかったのだけれど、私の性格的にそうだったかも^^;

ロンドンを発つとき、ホストファミリーに「どうだった?」と聞かれ、私の答えは

 「Very very London.」

思いの丈を詰めました(笑)
これが正しい英語かといえば、きっと「違う」と言われます。
けどね、通じたんです。

「うんうん、そうだね。『very very London』だったよね」って。

言葉って、何でしょうね?

日本人同士、同じ日本語を話しても全然通じない人がいる。
一方で、カタコトの外国語で深くつながれる人もいる。

結局最後は『人と人』ということだな〜と思うのです。

ロンドンのホストファミリー。6人家族でした!

英語が話せるのがすごいんじゃない。話せないのが恥ずかしいんだ!

ロンドンを発った私は、シュールズベリーというイギリス北部にある農村に向かいました。

が!
エージェントからの情報が不充分で、バスのチケットを持っていなかったのです!

ターミナル駅で迷い、何とか見つけたバスに飛び乗るも
 「チケットは?」
 「え?!持ってない」
 「チケットがなきゃ乗れないよ」
 「え?え?ここで買えないの?」
 「買えないよ」
 「どこで買うの?」
 「もう出るよ」
 「え?!ダメなの。私、これに乗らなきゃいけないの」

涙目で、カタコトの英語で訴える東洋の女の子。
25歳でしたが、たぶんもっと下に見えただろうと思います。

 「ま、いいや。座ってな」

そのままバスは出発。

シュールズベリーが一体どこなのか。
料金はどうしたらいいのか。

全然わかりません。

ひたすら、心細い。

そして数時間後、運転手さんが振り返って言うのです。

 「着いたよ」
 「あ…ありがとう…!お金…」
 「いいから。行きな」

なんと〜〜〜っ!!
運転手さん、好意で乗せてくださった…!

そしてシュールズベリーのバス停に降り立った私。
これでHAPPY END♡

…と、思いきや、

 ホストファミリーがいない!!

待てど暮らせど、誰も迎えに来ない。
電話をしても繋がらない。

 どうしよう…

またも途方にくれた私に、英国紳士が声をかけてくれました。

 「どうしたの?」
 「ホストファミリーに会えないの」
 「もしかしたら、駅で待ってるんじゃない?」
 「駅?駅があるの?」
 「向こうにあるよ」
 「…じゃあ、そうかも」
 「一緒に行ってあげるよ」
 「ありがとう…!」

大きなスーツケースをガラガラ引いて、駅まで歩く。
結局、紳士の予想どおり、ホストファミリーとは鉄道の駅で会うことができました。

ラテン系の国と違って、イギリスは、基本「我関せず」の国民性です。
けれど本当に困っている人には、さっと手を差し伸べてくれる。

なんて素晴らしい。
ジェントルマンの国 イギリス!!
そしてその後、私はイタリアへ飛んだのでした。

世界最古の鉄橋!

旅をして思ったのは、「英語は、話せるのがすごいんじゃない。話せないのが恥ずかしいんだ!」ということでした。
これは別に、みんなに対して言ってるわけではありません。
私が、勝手にそう思ったということです。

帰国したら、英会話をやろう。

その決意が、海外にいる間だけの口先ドリームにならないように。
帰国後すぐ、私は英会話教室の見学に行きまくり。

そして半年間、毎日英会話スクールに通い、英語が話せるようになったのでした。

人間、なんでも本気でやればできる。

週1の英会話スクールでは話せるようにならない!
そう思うなら、毎日やればいいだけなのです。

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